筋トレで学ぶクラウド入門

IT技術

【筋トレで学ぶクラウド入門】AWSってジム?Azureってパーソナルジム?初心者でもわかるクラウドの仕組み


はじめに

「クラウドとは???」

「AWSとかAzureって聞いたことあるけど、よくわからんわ」

今回は、そんなあなたに向けて、「筋トレ」を例、にクラウドの基本をわかりやすく解説します。

筋トレ好きなエンジニアはもちろんですが、筋トレ一歳したことないっていうIT初心者の方でもスッと理解できる内容で書いてみた(つもり)ですので、ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです!

クラウドは今や企業だけのものではなく、個人開発者やブログ運営者にとっても欠かせない ITインフラです。

実際、あなたが使っているSNSや動画アプリも、裏では「クラウド」が支えています。この記事を読めば、クラウドの“使いどころ”がきっと見えてくるかと思います^ ^


クラウドを筋トレに例えてみた

クラウドとは、「ユーザーがインフラやソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて、サービスを必要な時に必要な分だけ利用する考え方」のことです。

(出典:https://altus.gmocloud.com/suggest/cloud/

従来のように自分でサーバーを購入し、設置・保守する必要がなくなるため、圧倒的に導入コストを下げられるのが特徴です。

筋トレで例えると…

  • 器具を買って自宅に配置し、筋トレすること。
    • オンプレミス(自前)
  • ジムに通ってマシンを使用し、筋トレすること。
    • クラウド(必要な分をレンタル)

このように、クラウドを使えば、初期費用や維持管理の手間を省きながら、最適な環境で効率よく“鍛える”ことができます。

実際にWebサービスを作るとき、クラウドなら数クリックでサーバーを立てたり、世界中に配信する準備が整ったりします。

ジムで言えば、行くだけで整った環境が用意されてるようなものですね。


AWS・Azure・GCPの違いを筋トレジムで表すと?

3大クラウドとも言える、AWS・Azure・GCPについて、それぞれ筋トレジムに例えてみたいと思います。

  • AWS(Amazon Web Services)
    • 世界最大のクラウドプラットフォーム。2024年時点のSynergy Research Groupの報告によると、市場シェアは30%以上(※1)。まるで超大型の総合ジムのように、あらゆる設備がそろっており、初心者から大企業まで幅広く利用されています。自由度が高い反面、設計力も求められます。
  • Azure(Microsoft Azure)
    • Microsoftが提供するクラウド。WindowsやOffice 365などMicrosoft製品との親和性が非常に高く、企業での導入が進んでいます(※2)。例えるなら「法人向けのパーソナルトレーニングジム」。既存のIT環境との連携がスムーズで、サポート体制も充実しています。
  • Google Cloud Platform(GCP)
    • Googleが展開するクラウドで、AIやビッグデータ分析に強みを持っています。YouTubeやGmail、Google検索などGoogle自身のプロダクトでも使われており、信頼性は抜群(※3)。最先端の技術を取り入れたいユーザーには、まさにスマートジムのような存在です。

それぞれの“クラウドジム”には特色があり、筋トレで「どの部位を鍛えたいか」でジムを選ぶように、クラウドも開発目的やスキルに応じて使い分けるのがコツです。

出典:下記記載

※1: Synergy Research Group, “Cloud Market Share 2024”, https://www.srgresearch.com/articles/cloud-market-share-2024
※2: Microsoft Azure 公式サイト, https://azure.microsoft.com/ja-jp/
※3: Google Cloud 公式事例, https://cloud.google.com/customers

クラウドの3つのサービス形態を筋トレに例える

  • IaaS(Infrastructure as a Service)
    • ジムにある器具だけを使って、自由度が高いトレーニング。開発に必要なサーバーやOSだけを借りて、自分で全部構築する。
  • PaaS(Platform as a Service)
    • トレーナーがついて、環境と指導が揃ってるパーソナルジム。アプリ開発用の環境やツールまで提供される。
  • SaaS(Software as a Service)
    • オンライン筋トレ動画を観て、そのまま真似するだけの自宅トレ。GmailやGoogle Docsのように、ログインすればすぐ使える完成品。

初心者はまずはじめにSaaSから触れて、徐々にPaaSやIaaSにステップアップしていくと、無理なく成長できます。


クラウドが人気の理由

  • 初期費用がいらない(ジム通い感覚で始められる)
  • 使った分だけ支払う(従量課金)
  • 突然アクセスが増えても自動で強化できる(スケール可能)
  • 常に最新技術を使える(新型マシンがすぐ使える感覚)
  • 自宅や遠隔地からでも利用できる(リモートワークとも相性抜群)

特に副業や個人開発を始めたばかりの人には、導入ハードルが低く、スモールスタートができるクラウドは非常に魅力的です。

実例:クラウドを使ってこう変わる

  • ブログのアクセス急増 → AWSでオートスケーリング対応し、サーバーダウン防止
  • LINE通知アプリ → GCPのCloud Functionsで低コスト&ノーサーバー開発
  • 中小企業の業務改善 → AzureとMicrosoft 365で一括管理し、テレワーク効率化
  • 個人開発 → Firebaseを使ってスマホアプリのバックエンドを爆速構築

クラウドを活用すれば、筋トレで言うところの「ケガしない安全環境」「成果を出すための正しいフォーム」が手に入るというわけです。


まとめ:クラウドも筋トレも「環境」がカギ

  • クラウドは、筋トレで言えば「器具を自前で揃えず、整った環境を借りて効率よく鍛える」スタイル。
  • AWS=大型ジム(あらゆる設備が揃う)
  • Azure=法人特化のパーソナルジム(支援体制も万全)
  • GCP=分析&AI特化のスマートジム(最先端が揃う)

あなたの目的や成長に合わせて、最適な“クラウドジム”を選んでいきましょう!

筋トレもコードも、焦らずコツコツ継続することが、最も成果につながる近道です。

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